教えて 創業の先輩

矢的の大判焼(やまとのおおばんやき) / 齋藤 盛伸さん / 令和元年11月創業 / 三原市須波ハイツ在住

定番から変わり種まで、大判焼もユニークに
「おいしかった」「懐かしい」ふれあいに喜び
店舗運営、食品販売を経験し駅前にオープン

矢的の大判焼

「矢的の大判焼」の事業内容は?

昨年、令和元年11月7日に、三原駅近くにオープンしました。つぶあん、白あん、クリームと、オリジナルの週替わりを合わせた4種類の大判焼をご提供しています。看板商品のつぶあんは、いろいろな製餡所のあんこを食べ比べて選び抜いた甘さ控えめの自慢のつぶあんです。他にも来店の度に新しい味を楽しんでいただけるようにとの思いから週替わりの大判焼をご用意しています。これまで「ポテサラ」や「豚まん風」など斬新な味にも挑戦してきました。好評だったものはヘビーローテーションもありますので、お気軽に感想をお願いいたします。あんこの量り売りも好評をいただいています。

矢的の大判焼

起業した動機は?

当初はカフェの開業を考え、まちづくり三原さんに何度か相談にうかがいながら、実現の可能性を研究しました。まちづくり三原さん主催の創業塾には、開業後に一緒に働く予定の仲間と参加し、開業の流れを再確認できたことがありがたかったですね。三原駅近くで空き店舗を探し、店前通行量や男女比、年齢層などを調査し、この広さのお店で、初期投資を抑えて始められる事業を絞り込み、現在三原に店舗が無く競合の無い大判焼にたどり着きました。過去に店長をしていたたい焼き店や、三原の食品卸会社に勤めていた頃の知識、経験も役に立つと考えたからです。

矢的の大判焼

起業するための準備は?

大判焼のピークは冬。それに間に合うよう、遅くとも11月までにはオープンする計画で、準備を進めました。当時は別の場所で働きながら、金融機関の融資の段取りも行い、融資がおり次第、店舗の改装工事に進みました。工事は、インターネットで地元の工務店を調べ、数社とやりとりした中で、大変誠実さを感じられた会社にお願いしました。一緒に働く仲間も既に決まっていましたし、異なる業種ですが過去にも新店舗オープンの経験がありましたので、開店までの計画の遂行は順調でしたね。

B矢的の大判焼

起業して良かったことは?

お客さんと直接コミュニケーションできることが喜びです。「おいしかった」「また来るよ」とおっしゃっていただけるので、励みになります。「大判焼、懐かしいね」「近所にできて嬉しいわ」と喜んでいただけると、開業して良かったと嬉しく思います。ずっと商売を続けていけるようこの店が三原のまちのおやつの定番として自然に溶け込むことができたらよいですね。

矢的の大判焼

起業を目指している人へ、メッセージを。

準備からオープンにかけて、過去に携わってきた全ての仕事が、今の独立開業につながっているんだなと感じたときは感慨深かったですね。もちろん事業計画も大事ですが、あれこれ考えすぎて慎重になってしまい、行動しないまま時間だけが過ぎていくのが一番もったいないかもしれません。勇気を持ってまず一歩踏み出して、行動すること。私も「独立しよう」と決め、動くことで、空いた時間はすべて飲食店の視察や研究、準備に費やすようになり、計画がぐいっと前に進みました。恐れず、一歩踏み出しましょう。





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矢的の大判焼

住所:三原市城町1-21-16
電話:0848-36-5198
営業時間:10:00~18:00
定休日:水
Instagram:@yamato_no_o_banyaki
Facebook:@yamatonoobanyaki